慣れてないのですみません。と謝っておくブログ

詩を書いたり書かなかったりします。

顔 病み上がりの脂が抜けたその顔は笑みを浮かべるわけでもないのに穏やかにその口元がゆるむ いつもこんな顔してたらな幸せが顔を覗いてくれそでギラギラ意思を振りかざしてる私のエゴが揺らぎそうで もっとやさしくもっとたおやかもっともっとをなくしたか…

明かりを消したのは誰?

小さな部屋の小さな窓にはひかりが渦巻いている揺らめく葉形が波打つガラスに屈折している姿のないひかりを弾き擦り切れたやわらかさで内包しているこの部屋には翳りとは無縁の無知があってたゆたうひかりを見つめるともなくすべては黄金に明るかった明かり…

フラミンゴの村

フラミンゴとすることは出来るのかある日頭の片隅に座りこんだ疑問にその日答えが出たようだった愛しい生命体であるはずのフラミンゴへの抱擁はあくまで桃色に愛のあった軌跡を探すのではないフラミンゴの見分け方はわからないそれはわたしの愛するフラミン…

ゆりかご

ゆりかごは規則ただしくゆらぐ 伸ばした足先から少しばかり角度をつけて仰向けになる大きなフロントガラスから眺める人のうちに親しい顔を見つける近寄ったから手を振ってみるも気付かれることはなく外からは見えないんですよ、と声がするわたしからはこんな…